予防歯科｜埼玉県志木市の歯医者おじま歯科土曜も診療

予防歯科

予防歯科の考え方

歯医者といえば、“痛みが出てから行くところ”というイメージを持った方が多くいるのではないでしょうか？

しかし、痛みが出てからでは、痛みが大きくなったり、治療が長引き、結果として患者様の負担が大きくなってしまう原因となります。
生涯を通じてお口の健康を保ち、毎日の食事を美味しく、楽しいものにするためにも、歯医者での定期的な健診がとても重要になります。

お口が健康でなければ「咀嚼」は機能しません。
予防的に健診を受けることでお口の健康を維持することができ、これは「全身の健康」を守ることにも貢献しますので、「予防歯科」は歯科分野の中でも大切な分野の一つと位置付けることができます。

定期健診で健康を維持しましょう！

虫歯や歯周病は、治療したからといって、全てが元通りに解決するわけではありません。
治療を開始すれば、その期間において費用がかかることはもちろんですが、削る必要のなかった歯を削り、歯茎の状態を悪くしてしまうことが、何よりも残念なことです。
治療によって見た目や状態を回復させることはできますが、元通りになることはないのです。

重要なのは早期発見・早期治療です

定期健診をしっかり行えば、虫歯になっても歯を削らずに経過観察で済むことがあります。
歯周病においても、初期段階であれば必要最小限の治療で済ませることができるので、痛みの少ない治療「MI治療」が可能となります。
つまり、歯医者でよく言われる「できるだけ削らない・傷付けない治療」が実践できる状態となるのです。

虫歯や歯周病になる前の定期健診を積極的に行い、私たちと一緒にお口の健康を守っていきましょう！

セルフケアとプロフェッショナルケア

バイオフィルムとは、虫歯や歯周病の原因である細菌の要塞のようなもので、歯磨きだけで除去することが難しいものです。
また、抗菌物質や免疫細胞も跳ね返してしまう、とても厄介な存在となります。
歯ブラシが届かない歯と歯茎の隙間などの場所に、バイオフィルムは毎日少しずつ形成されていきます。
そのため、定期的に細菌の固まりであるバイオフィルムが現在どのような状況なのかをチェックし、専用の器具を使用して除去する必要があります。

歯医者で行う定期的なメンテナンスではPMTC（プロによるお口のクリーニング）を中心に行い、歯石やバイオフィルムを除去して、清潔なお口の環境を作ります。
また、必要に応じて適切なホームケア（ご自宅でのケア）のご提案をさせていただき、口腔内の環境を良い状態に維持します。

予防歯科においては、定期的に行う歯科医院でのプロフェッショナルケア、またご自身で毎日行うセルフケア（歯磨きや食生活など）の両立が必要不可欠です。
患者様とドクターで協力して、患者様の小うがいを通じてのお口の健康を守っていく必要があります。

PMTCとは？

PMTC（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）とは、専用の機械とペーストを使用してドクターや歯科衛生士など、口腔衛生のプロが行うお口のクリーニングです。
普段の歯磨きではなかなか届かない奥歯や歯の裏側、また歯と歯の隙間などのケアを行い、虫歯や集病を未然に防ぐ方法として、PMTCは最適な方法です。
また、歯の着色（黄ばみ）や口臭予防を改善する効果もあり、治療後はとても清々しい気分になる、と好評の予防治療です。

PMTCの流れ

手順1.歯と歯の隙間と歯面の清掃 研磨ペーストを塗布し、専用のチップやブラシで清掃し、歯磨きで落ちない歯石や着色などを除去していきます。

手順2.歯面の磨き上げ（ポリッシング） 歯面研磨材を塗り、優しく丁寧に歯面を磨いていきます。光沢が出てつるつるになれば終了します。

手順3.歯仕上げのフッ素塗布 最後の仕上げとして、抗菌作用と歯の再石灰化を促す作用のある“フッ素”を全体に塗布して終了です。また、必要に応じて適切なホームケアをご提案し、口腔内の清潔な環境を維持します。

定期検診でしっかり予防を行いましょう！

虫歯と歯周病から歯を守るためには、定期的な歯医者での健診と、毎日のお口のケアがとても重要であることがお分かりいただけましたでしょうか。
当院では治療が終わった患者様に対し、お口の衛生状態を良好に保つため、患者様のご希望やお口の状態によって3ヶ月・6ヵ月ごとに定期管理を行うことをおすすめしております。